痛車を作りたい!という方が増える中、まず何から始めればいいか分からないのが悩みですよね〜!
ということで、今回はあるオーナー様の痛車作りのエピソードをご紹介です。
オーナー様にご承諾を頂き、痛車製作のご依頼から完成までの生の声をお届けしちゃいます!
完成した痛車の画像がこちら!
完成しました痛車の画像をまずはご紹介!
今回は両サイドのステッカーを【デザイン製作】+【施工】させて頂きました。
思い入れのあるキャラクター画像ということで、両サイド同じデザインとなっております!
p.s.痛車が完成しました日は、あいにくの雨空(;_;)
ということで、お写真が「雨も滴るいい痛車」になっております。←
次回は是非晴天の元お写真を撮れることに期待です!
痛車完成までのストーリー
こちらのオーナー様から初めてお問い合わせを頂いたのが、2016年2月28日。
全面にステッカーを製作されたいということで、ご依頼を頂きました。
■車種 ダイハツ ムーヴカスタム 2000年式
■ボンネット希望サイズ
縦50cm×横 約60cm
■左サイド希望サイズ
縦100cm×横 約163cm
■右サイド希望サイズ
縦100cm×横 約150cm
■リア希望サイズ
縦90cm×横 約72cm
■その他・ロゴ希望サイズ
ロゴ 縦 約8cm× 横 約20cm
今回のオーナー様は東京近辺にお住まいということで、直接ご対面させて頂きまして、痛車作りに関してのアドバイスをさせて頂きました。
元々オーナー様は【デザイン製作】なしのステッカー製作をご検討頂いておりましたが、こちらの痛車をご覧頂き感動し、【デザイン製作】をさせて頂くことになりました。
通常のステッカーは、ご希望ステッカー画像を印刷させて頂き完成となりますが、【デザイン制作】の場合はキャラクターを元に背景を一から全てオリジナルでデザインさせて頂きます。
両者の大きな違いは、【デザイン制作】の場合
①車体に合わせてデザインができる!
②世界に一つしかないデザインになる!
③見栄えが華やかになる!
④キャラクターの世界観を車全体で表現できる!
といった大きなメリットがございます。
【デザイン制作】の有無の見分け方は案外簡単でございまして、
①キャラクターのポジショニングが抜群に良い!=変な箇所で切れていない!
②デザインが車体に合わせてされている!(例)前輪と後輪の上にも綺麗にデザインが施されている!
③ステッカーが何枚にも貼りあわせておらず、大抵の場合一枚で貼られている!
という点に該当する場合は【デザイン制作】がされています。
当然のことと言えば当然のことですが(笑)、「痛車乗りの痛車乗りによる痛車乗りのためのデザイン」は大きな衝撃や感動を与えますので、今回のオーナー様はその魅力に影響を受け、【デザイン制作】を含めた痛車製作がスタートしました!
痛車ができるまでの流れ
痛車作りを決意されたオーナー様。
完成までにどのような流れで痛車作りが進んで行ったのでしょうか?
どのようなスタイルの痛車をどれぐらいの予算でどれぐらいの期間で作るか
まずは「どのような痛車を作りたいか」ご相談をさせて頂きました。
痛車と言いましてもスタイルは様々で、例えばフルラッピング、切り抜きステッカーなど…様々なチョイスがございます。
そこで何枚もの痛車の画像を一緒にチェックさせて頂き完成させたいイメージをまとめていき、そして重要な「ご予算に合わせて」ご提案をさせて頂きました。
◯フルラッピング
写真:弊社製作実績
車体全体をステッカーで覆い、車体の色が全く見えません!
フルラッピングの迫力は満点です!
一方で、車体の色も見せたい方には、切り抜きステッカーがオススメです!
キャラクターに沿ってカットが入るため、ステッカーと車体に統一感が生まれます。
今回のオーナー様の場合、目標は全面にステッカーを貼るということで、まずは「両サイドからスタート」という結論に至りました。
どのようなデザインの痛車を作りたいか
「どのようなデザインをご希望か」ヒアリングをさせて頂きました。
今回のオーナー様のご要望は「かっこ良く全体的に統一感のあるデザイン」!!
「これだけの要望だけでデザインは作ってもらえるの?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんがw、なんとな〜くのイメージをお伝え頂くだけで問題ございません。
そのもやっとしたところを実現させるのが、我々デザイナーの仕事です。
サイズの採寸をスタート!
オーナー様とご対面させて頂いた際、お車でお越し頂いておりませんでしたため、サイズの採寸は後々オーナー様にして頂きました。
「初めての痛車作りではどうやって採寸したら良いか分からない(´・ω・`)」というのは当たり前のことです。
そこでまずはオーナー様にお車のお写真を撮影して頂きお送り頂きました。
お世話になります、◯◯です。
先日は痛車作りに関する事や興味深い話などを聞かせて頂き、すごく勉強になりました。ありがとうございました。
とりあえず車の写真を撮りましたのでお送ります。
そして、お送り頂いたお写真に採寸箇所を示させて頂き、その箇所を採寸して頂きました。
ご来店頂きサイズを採寸させて頂くに越したことは無いわけですが、日頃どうしてもお仕事がお忙しい方や、遠方にお住まいで採寸のためだけに(店舗のある)東京までご来店できない方はいらっしゃいますよね(涙)。
そういう方のために、車体全体が写ったお写真に採寸箇所を示させて頂き、どなたでも簡単かつ分かりやすく採寸をして頂いております♪
こちらのオーナー様もバッチリ採寸して頂きましたので、イメージ通りの痛車が完成しましたよ〜!
痛車デザインのご確認
【デザイン製作】はワンオフのため、通常2〜3週間と完成までにどうしても製作にお時間を頂きます。
デザインが完成しましたら、オーナー様にデザインをご確認頂きます。
デザイン画像を送る我々も、その送られてきた画像を見るオーナー様もドキドキの瞬間ですw
そしてご確認頂きました後のメールがこちら!
お世話になります。◯◯です。
完成図、拝見しました。
めちゃくちゃカッコイイです!ありがとうございます!
デザインも色合いも、すごくいいですね!
いままで街中で痛車を目撃しても、キャラの絵が貼ってあるだけで
「あ、あのキャラが好きなんだ~」とか「・・・・・誰?」と思う
事はあっても、こんなに素直に「おー!すげ~、カッコイイ!」と
見入ってしまうのは、なかなか無かったように思います。
「これが自分の車になる」という贔屓目もありますかね・・・
親バカみたいなものなんでしょうか?w
でもそれを差し引いても、かっこよすぎます。
ひとつ質問というか?相談なんですが・・・
ギターのコードをおさえている手も入れられないでしょうか?
楽器を手にしているミクは、どちらかというと少ないというか、珍しいという印象がありまして。
パッと見た瞬間に「ギターを弾いている」と解るようにしたいのです。
でも上記は、あくまでも希望です!
縮尺を小さくすることで、迫力が薄くなってしまうかもしれませんし・・・
ボディとガラス面の境目や、なにかしらの部品に、ミクの顔が掛るのは嫌ですし・・・
後ろの羽の部分や、さらにそこから伸びているケーブル類も質感あってカッコイイから無くなってしまうのももったいないし・・・
ギターのヘッドまで入るくらいに、画の縮尺を小さくするとどうなりますか?
もしそれで、上記のような不具合がでるのであれば、この希望はなしで大丈夫です。
試して頂けないでしょうか?よろしくお願いします。
このようにご返信頂けると、デザイナーはほっと胸を撫で下ろしますw
嬉しい限りですね〜!
今回のデザインの場合、上記の通りデザインの修正ご希望箇所がございましたので、その後修正をさせて頂きました!
折角の痛車作り!妥協は禁物です!!!
オーナー様にご満足頂けるデザインを貪欲に追求していきます!
デザインの修正が終わりましたのち、改めてオーナー様にご確認頂きました。
今回はなんと追加で2パターンご用意させて頂き、キャラクターのポジショニングをご確認頂きました。
お世話になります。◯◯です。
メールありがとうございました。修正版を拝見しました。
カッコいい図柄なので、やっぱりダイナミックなほうが迫力あっていいかなと思うんで、修正版の大きいほう(リアのドアガラスに顔がきてるパターン)で決定という事でお願いします!
パッパラパーン!
デザインが決定しました(・∀・)!!!!!
施工前にはこのようにメールを頂きました↓
お世話になります。◯◯です。
親切に対応していただきありがとうございます!
6月11日の10時までにお伺い致します。
僕もようやく、ここまでたどり着けて嬉しいです!
「いいから辞めとけって!」と言ってきた同僚に「こんなにカッコ良くてもか!」と見せつけたいですw
楽しみにしています。
よろしくお願いいたします!
施工
待ちに待った施工の日を迎えました!
オーナー様曰く、前日はあまりよく眠れなかったそうw
ミクの音楽を聞きながら、施工が進みましたw
毎度のことですが、やはり形になっていく痛車を見るのは、最高に楽しいですね!
痛車完成後
念願の痛車が完成し、オーナー様は大喜びでした!
わたくしもオーナー様に負けないぐらい、きゃっきゃら喜びましたw←
痛車を無事オーナー様に納車後、オーナー様より温かいメールを頂きました。
お世話になります。◯◯です。
無事に帰ってきました。
秋葉原にお伺いさせていただいた時から今回、両サイドの施工完了→引き渡しまで、わがままにも親切に対応していただき本当にありがとうございました!
完璧な仕上がり、計画のスタートに大満足しています。
施工前の車と同じボロ軽のはずなのに、違う車に乗り換えたような、ただ家まで回送してるだけなのに遊びに出掛ける最中のような・・・
不思議な感覚を楽しんで帰ってきましたw
帰宅する道を選ぶ事ひとつとっても、それが楽しみになるというのは新鮮でした。
痛車乗りのひとつの醍醐味でしょうかw
浮かれてばかりもなくて、この状態をなるべくちゃんと守りたいので、必要な物とか、あれば便利な物、なにかないかと考えて揃えようと思っています。
いよいよ本格的に痛車ライフが始まったわけですし、HPにあるブログ(痛ブロ)も読んで参考にさせていただきます。
イベント参加も前向きに検討してみます。
そう言えば・・・もなさんが書かれたブログ記事で「GANGSTA.」という作品を少し前に知りまた世界が広がったように、いろんな人とアニメの話をして、趣味の世界を広げていくのも楽しそうだなと思っています。
マイカーの表面に、好きなキャラクターが住むというのが快感になっちゃったんでw、はやく次の施工をお願いできるように頑張ります。
その時には、またよろしくお願いします。
ありがとうございました!
痛車作りはそれぞれのオーナー様と様々なストーリーが生まれます。
今回こちらのオーナー様とのメールのやり取りは、総数なんと58通!
(気になって数えてみましたw)
数ヶ月に渡り、大変お世話になりました!
痛車を製作させて頂く我々にとって、上記のようなご感想は一番嬉しいものです!!!!!!!!!!!!!
初めて痛車を作りたい方にとっては、痛車完成までの道のりは未知で右往左往してしまうものです。
そんな方に今回のブログが少しでもお役に立つことを願ってます♪
〜お礼〜
今回のブログ執筆にあたり、オーナー様とのこれまでのやり取りをご紹介させて頂きました。
オーナー様からは「ブログ記事の件、了解しました。痛車にしようかどうか迷ってる人の参考になるのであれば、ぜひ協力させていただきますw」と温かいコメントを頂きました。
ご協力頂きましたオーナー様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
初めて痛車を作られたい!というオーナー様にはお問い合わせの際共通点が見られます!
◯初めて痛車作りにチャレンジするオーナー様に共通のお見積り
初めての痛車作りのオーナー様全てに該当するわけではございませんが、「どうやったら痛車が作れるか分からない」という方は
①サイズの採寸方法が分からない!
②ステッカーの単価が分からない!
③どこからステッカーを作ったらいいか分からない!
という問題に直面してしまうのです(´;ω;`)